こんにちは、花音です!
今回は、「教育」について、
ビジネス的な観点からお話居ていきたいと思います。
ビジネスにおいて、教育ってすごく大事です。
たとえば、英語のコーチをしたい人は
教育することで、
もとは英語に興味がなかった人を
この人から英語を習いたい!と思われることが目的です。
英語の魅力を伝えまくって
その気にさせれば勝ちなわけです。
そして、その魅力に気づいてもらうためには
この人に習ったら英語上達するんだ!
ということをわかってもらわないといけないので、
英語の魅力だけでなく
具体的な勉強法や、テクニックなども
教えてあげることが重要です。
こんなふうに、教育というのはどんなビジネスにも必須なエッセンスです。
英語は、もろ”教育”という感じがしてわかりやすかったかもしれませんが、
どんなビジネスだって同じです。
ホテルだって
飲食店だって
美容サロンだって
全部同じです。
教育とは全く関係ないものでも
”教育”が大事なんです。
ホテルだったら、
そもそも旅行したくなるように教育することが大事です。
いくら自分のホテルの宣伝をしても、
もともとその地域に旅行に行きたいと思っていた客層(顕在客)にしか刺さりません。
たとえば和歌山にあるホテルだとしたら、
和歌山にドンピシャに旅行行こうと思ってた人にしか見向きもされません。
ですが、旅行がいいよー!ということを教育できると、
旅行しようと思ってなかった客層(潜在客)にも
ここに行きたい!と思ってもらえるようになります。
要は、
新しい価値観を教える
知らなかった世界を教える
こんな感じです。
つまり、ビジネスしたい人は、
何かを「教える人」にならなければなりません。
先生であり、専門家です。
で、この先生と専門家ということなんですけど、
予備校の先生と大学教授と考えると、
両者は性質が全然違うものなんですよね。
それぞれどんなイメージが浮かびますか?
何が違うと思いますか?
そして自分は教える立場として
どっち寄りですか?
少し考えてみてください。
すごくシンプルなことなんですけど、
予備校講師と大学教授は
大きくある2点で異なっていて、
それぞれに得意分野があります。
その2点とは、
「教える能力」
と
「専門分野に関する知識量」
です。
「教える能力」は、
予備校講師のほうが高く、
大学教授のほうが低いです。
なんとなくイメージしてもらうとわかると思うのですが、
予備校の先生って、
あの有名な林修先生のように、
話し上手で、聞いていておもしろいなー!
という印象ですよね。
少なくとも生徒に伝わるように
工夫して授業してくれてる感じ。
それに対して、大学の授業を思い返してみてください。
内容は、ひたすらに専門知識で
教授は淡々としゃべるだけ。
なんの話をされているのかもわからない。
眠くて眠くて仕方がない。
教授の声が子守唄と化す。
授業に関する工夫?
そんなの特にない。
そんな感じです。
2点目の、「専門分野に関する知識量」
これは、
予備校講師よりも
大学教授のほうがあります。
圧倒的にあります。
だけど予備校講師は
知識なくても教え方がうまければ
ごまかせる、ってことなんですよね。
べつにこれがいい悪いの話がしたいわけではありません。
役割が違うのです。
予備校講師は、生徒の成績を上げて
志望校に合格させなければなりません。
そのためには、興味を持たせるところからのスタートだし、
できる!という感覚を持ってもらってやる気を出させ、
そしてどんどん主体的に成績を上げるよう頑張らせる。
それに対し大学教授は、
興味を持たせようとなんてしてくれません。
興味があるから来てるんでしょ?
では話していくのでついてきなさい。
大学の授業?そんなの難しくて当たり前。
長い文章ハードル高い?
それをたくさん読むのが大学。
こんな感じです。
めっちゃ大学教授が冷たく感じる💦
あ、もちろんこれは全員がそうだと言ってる
わけではありません。
一般論です。
でもその代わり、
どんどん深い知識を得ようと思ったら
大学教授はめちゃくちゃ強いです。
なぜならその分野が大好きで
研究しまくってる人達。
分かりやすく言うとオタクってことです(笑)
アニメオタクやアイドルオタクの方なら
わかっていただけると思うのですが
ひたすらに良いところを語りつくせますよね。
でも、だいたい他の人はそれにそんな興味ないですよね。
もし初対面でそんな話をしようもんなら
きっと2回目会うことはないでしょう。
これが、大学教授です。
そりゃ眠たい。
まあ、大学教授が教える力が
そんなにない原因というのはシンプルで、
何によって給料が変わるか?
が違うからです。
予備校講師は、
生徒の成績あげまくって、
偏差値高いところに送り込んだり、
生徒から人気があったり、
などが要因でお給料が上がっていきます。
そのためには
生徒に楽しんでもらえる授業をしなければいけません。
それに対して大学教授は、
大学内での立場によってお給料が変わります。
上にいけばいくほどいいわけです。
じゃあどうやって地位をあげていくかというと、
研究しまくって
論文書きまくることです。
学識がなにより大事なわけで、
教育は二の次。
大学で働いている人の中で
「○○先生は本当に教育熱心ですね!」
は、褒め言葉じゃないそうです。
教育なんかに現を抜かしてるのね、
という皮肉だそう。
そんなことしてる間に
こっちは論文の1つでも書きますよ。
ということでしょうか。
いやーなるほどなーと思いましたね。
これは予備校講師をしながら
非常勤で大学で講義されている先生から聞いたお話です。
先生の伝えたかったお話は、
予備校の授業はentertaining
大学の授業はinteresting
興味を持って主体的に学ぶと大学はすごい面白いところだよー!だから授業がんばろうね!
ということでした。
このお話を聞きながら、
私はビジネスのことを考えていました(笑)
たしかに、ビジネスにおける教育の初期の段階では
私たちは予備校の先生でなければいけないなと。
興味を持ってもらわなければお話にならないです。
entertainingしてなんぼ。
面白くないものはもはや罪です。
面白いということが第一優先。
そして、少しずつ成果を出してもらうために
教え方も工夫することが大切。
つまり、相手をその気にさせる魅せ方、伝え方です。
これさえできれば、十分ビジネスは成り立ちます。
知識量はそれほど問題ではなく、
本をとりあえず5冊くらい読んで
インターネットで調べまくる。
これだけで十分に先生として
その知識を書こうして伝える(教える)ことができれば
めちゃくちゃ価値になります。
つまり、初心者さんでも
知識を面白く伝えるための加工技術を学べば良い!
ということです!
ですが。
もちろん、これで初心者層はゲットできますが、
有料商材として何かを売るのであれば
それはお客様にとって
心から、期待以上の満足度を得ることが大事です。
そのためには、
大学教授並みの知識量が必要になってきます。
うわべの知識だけでも
稼ぐことができてしまうのが
この業界がカオスである所以でもあるのですが、
中上級者向けにビジネスをするのであれば
それでは通用しません。
もし売れたとしても、
なんかしょぼいなと思われて
結果リピート率が下がるので、
長期的な視点で考えて
これはビジネスとして正解ではないです。
なので、予備校講師並みに楽しませつつ、
教育していき、
興味のある層を集めたうえで、
大学教授並みの知識を教えることで
ファンが大量発生してしまうということが起こります。
教える能力&専門知識
これを高めまくって、
最強の教育者を目指しましょう!
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